家計の管理方法と見直し(前編)
家計の管理方法
家計を管理するにあたっては、透明性の高い管理ができるという理由から、家計簿アプリを採用することにしました。
各自の給与等の収入、お小遣いの他、家計で捻出する費用は全てアプリに入力することにしたのです。
私たちが使っているのは「zaim」という家計簿アプリです。
「zaim」は、一つのアカウントを、同じアカウントでログインすることで、夫婦二人で使うことができます。
また、私たちは家計用の通帳を夫名義で作り、夫はそこを給与の振込先に指定し、私は自分の給与からお小遣いや、日々の食費など、給与支給日までの1か月に建て替えた経費を合算して、それらを除いた額を振り込んでいます。
「zaim」では銀行口座やクレジットカードなどとも連携できますので、家計用の銀行口座と連携させています。
連携することで、残高確認はもちろん、家計用の口座の入出金も簡単に確認することが出来ます。
もし仮に、夫婦どちらかが勝手に引き出したなら、それもすぐに判ります(笑)
紙ベースなどだと自宅でしか家計簿を付けられないでしょうが、アプリだと、使ったその場でスマホでで簡単に入力できますので、続けやすくておすすめです(*^-^*)
家計の透明性を高めるメリット
お小遣い制にすると、少なからず「自分の稼いだお金なのに自由に使えない」と不満に思うことがありますよね。
私たち夫婦のように、社会人になってからの独身生活が長いとなおさらその傾向が強いため、晩婚になるほど自分の給与をオープンにしたがらなかったり、二人の収入を一つの家計にする事に抵抗を覚える人が多いように思います。
仮にお小遣い制を採用し、妻が家計を一括して管理することになったとします。
ところが、妻のお小遣いは額を決めていない、家計簿をつけておらず、何にどれだけお金がかかっているかわからなくて、夫婦の共有資産がいくらあるかなどが不透明だった場合、言葉は悪くなりますが、夫からすると「妻に自分の給与を搾取されている」と感じてしまうかも知れません。
しかし、将来のためにきちんと貯蓄されているのが明らかで、貯蓄目標金額に向かって順調に貯まっているのが判れば 、たとえ自分で自由に使えなくても嬉しいですし、逆に、上手く行ってなければ「素直に協力しよう」と思えるのではないでしょうか。
家計管理の落とし穴
このように、将来に備えてきちんと貯蓄できるよう、それなりに考えた家計管理システムでしたが、入籍の翌年、私の妊娠発覚を機に家計を見直したところ、思っていたよりも貯蓄できていないことが判りました。
その最も大きな原因は、各項目の予算や、月々の目標貯蓄額の設定をしていなかった事にあります。
正直、入籍した年は、入籍から半年後に挙式をしたため、あわただしく、その分外食が増えたり、結婚式関連の出費が多く、月ごとの変動費の差がかなり多くありました。
そのため、安定して貯蓄をすることが難しかったのです。
とはいえ、食費などに関してはやはり、予算を決めておくべきでした。
予算や目標を決めずにいた結果、家計に計上する項目や金額が増えて行きました。
具体的には、はじめは「外食は二人のおこづかいから出し合おうね」と決めていたのに、割と早い段階で「二人で楽しむものに関しては家計から出そう」と言う風に変更してしまったのです。
二人のデート代以外にも、少し大きめの出費があると「これも家計で払って欲しいなぁ」と、お互い家計に甘えがちになっていました。
正直、おこづかいではなく、家計から出すとなると、なんとなく「自分のフトコロは痛まない」という感じがしてしまうのです。
「会社の経費で落とそう」という感覚に近いというか。
実際には、おこづかいであれ、家計費であれ、二人の収入から出しているという点は変わらないのに、いつの間にかその考えがどこかへ行ってしまい、家計全体が見えなくなっていたのです。
改善点は?
幸い、家計簿アプリのおかげで、家計簿をつける事だけは怠らなかったので、その気になれば何にどれだけお金を使っているか、容易に把握することが出来ました。
最も大きな出費は固定費の家賃ですが、変動費の中ではやはり、外食やお酒を含む食費がかなり多めになっていましたので、まずは食費を見直すことにしました。
食費の見直し① お酒代
二人での外食は週に1回程度と、特に多いとは思っていなかったのですが、その一方で、自宅用のお酒にはお金をかけていました。
二人共たくさん飲む方ではなく、消費量こそ多くはありませんが、お酒自体は好きで毎日二人で晩酌するのが楽しみだったため、質の良い、美味しいものを選んでいたのです。
こちらに関しては、妊娠に伴い自動的に買わなくなりました。(二人で楽しめなくなったため)
夫も今は、妊娠発覚前にふるさと納税のお礼の品で選んだビールを飲むくらいなので、毎月の酒代は0円です。
(実際はふるさと納税の利用にあたり、年間の自己負担分が一人2千円×2=4千円がかかっています)
その内子供が成長して、また二人で晩酌が楽しめるようになった時は、引き続きふるさと納税を活用する他、お小遣いを出し合ったり、回数を減らすなど、食費の予算を守る事を優先しつつ楽しみたいと思います(*^-^*)
食費の見直し② 食材の選び方
健康管理、そして美容の一環として、なるべく添加物不使用の良質な食材や調味料を使いたいという思いがあり、基本的に食材は値段よりも品質重視にしていました。
これは、独身時代にも一人暮らしでありながら生協の宅配サービスを活用するなど、私が長年続けている習慣です。
夫も、良質なものは美味しいし、何より、健康は大切だと賛同してくれているので、方針自体は変えないことにしました。
その代わり、高価な国産牛を買う回数を減らし、お手頃な鶏むね肉を活用したり、旬の野菜や魚を買うなど、事前にチラシをチェックしたり、スーパーに行ってから、その時々で安くて栄養価の高いものを選ぶようにしました。
これまでは前もってメニューを決めておき、必要なものを買っていたため、良質且つお買い得な商品を見逃しがちだったのです。
食べたいもの、牛肉などの高額な食材を以前ほど好きに買わなくなった点はがまんポイントですが、健康面では今の方が軍配が上がりそうなので、続けたいと思います!
また、お菓子に関してもこれまでは基本的にスナック菓子は買わず、高カカオのチョコレートやデパ地下などで売ってるお気に入りのお菓子があり、それを常時ストックしていましたが、今後はお菓子は
- おこづかいで買う
- 食費が余ったときに家計費で買う
- 手作りする場合の材料費を家計から買う
のいずれかで調達することに。
手作りお菓子は、バターや生クリームを使ったりするので、スナック菓子などに比べると材料費の方が高いのですが、頻繁には作りませんし、良質な素材を使った美味しいお菓子をお店で買うよりはずっとリーズナブルです。
最近ではトロトロで本格的な杏仁豆腐(作り方はとっても簡単!)や、甘夏でオレンジピールを手作りしたので、パウンドケーキの生地に練りこんでオレンジケーキを焼いたりして楽しんでいます。
お菓子の好きな夫も、とってもよろこんでくれるので作り甲斐があります(^^♪
食費の見直し③ 食材の調達場所
我が家では入籍後しばらくして、時短になり便利で品質も良いからと、食材の宅配システム「Oisix(オイシックス)」を利用し始めました。
(本当は独身時代に長年利用していた「なのはな生協」さんが色々ある生協の中でも品ぞろえが信頼でき、宅配料も安いので気に入っていたのですが、配達時間と曜日が指定できず、置き配が難しいという新居の都合で辞めざるを得ませんでした。)
Oisixは確かに品質は良いのですが、その反面、スーパーに比べ、単価が1.5~2倍近くするものも少なくありません。
初めは楽しく利用していましたが、近所に比較的高品質で良心的な価格設定のスーパーがあるため、冷静に考えると値段ほど品質に差があるとは思えませんでした。
便利だと思ってよく活用していた、必要な食材とレシピが入ったキットも、調理時間自体はそこまで時短にはなりませんでしたし、送料の負担もそれなりにあったため、一旦頼むのをやめることにしました。
やめてみると、Oisixのキットは野菜がしっかり採れて味も美味しかったのですが、元々料理が苦手という訳ではなかったので、「普通に自分で一から作るのも楽しいなぁ」と、やめてみて改めて気づきました。
味も、自分で言うのもなんですが、好きに作った方がおいしい気がします。
(と、夫に言ったら、「僕は前からそう思ってたよ(^^)」と言ってくれました。単に彼の苦手な野菜の量が減って喜んでるだけかも知れませんが、うれしい(〃▽〃))
ちなみに、私がOisix辞めた時期は、ちょうどつわりで食べたいものがコロコロ変わったり、今まで平気だったものが食べられない事が多かったんです。
Oisixは1週間前に頼みますから、頼んだ時は美味しそうだとか、なんとか食べられるかなと思っても、いざ食べる段になると、やっぱり食べられなくて残してしまうことも多くなってしまいました(;_;)
つまり、値段が高い上に食材を無駄にしてしまいがちという、もったいない状況になっていました。
Oisixをやめたことで、買い出しに行く回数や手間は増えましたが、その時に食べられるものをピンポイントで選べるので、食材を無駄にしてしまう罪悪感から解放されました。
経済面だけではなく、状況に合わせて買い方を見直すのが大事だと実感しましたね。
それに、簡単に済ませたいときは、多少手抜きになっても、時短でできるものを作れば良いだけなんですよね。
むしろそちらの方がキットを使うよりも時短になりました(笑)
(後編につづく)