披露宴の演出 ~新郎新婦再入場~
披露宴で、新郎新婦がお色直ししたあと、再入場する際の演出。
色々あって迷いますよね。
ひと昔前まで大定番だったキャンドルサービスは、最近ではお目にかかる機会が少なくなり、その分バリエーションが増えていて選択肢が多いです。
例えばどんなものがあるのか、簡単にご紹介していきますね。
キャンドルリレー
キャンドルサービスの進化版ともいうべきキャンドルリレーは、
①まず、各席に1つずつ、あらかじめ小さなキャンドルを置いて置きます。
②そして、再入場の際、新郎新婦が各卓の一番前の人のキャンドルに火を灯します。
③火を灯してもらったゲストから、リレーのように、自分のキャンドルの火を隣の人のキャンドルに移してゆきます。
こちらは、見るだけではなく、ゲストも参加できるのがポイント。
かわいいキャンドルをそのままお持ち帰り頂けるので、プレゼントにもなるというのが良いですね(*^-^*)
私も経験がありますが、照明が暗くなっている中でキャンドルと一緒に写真を撮ると、柔らかな明かりでとても雰囲気が良い感じになりますし、キャンドルを頂けるのも嬉しかったです♪
バルーン・スパーク
その名の通り、各テーブルに飾られたバルーンを新郎新婦が割ってゆきます。
すると、中から小さなバルーンがいくつも飛び出すというもの。
カラフルなバルーンが可愛くて、写真映えする演出ですね。
ただし、「割れる」というのは結婚式では、結婚生活の破綻をイメージさせることにつながります。
引出物でも、最近はあまり気にされていないようですが、割れ物である食器などは、もともとは避けられていましたし、今でもご祝儀は割り切れないように奇数にする方が多いですよね?
若いゲストが多く、自分たちも気にならなければ良いと思いますが、年配のゲストが多い場合などは、一度ご両親に意見を伺ってみても良いかもしれません。
フォトラウンド
こちらは大定番の演出なので、体験したことがある方も多いのではないでしょうか。
新郎新婦とゲストが各テーブルごとに、集合写真を撮って回る演出です。
凝った演出ではありませんが、ほぼ確実にゲスト全員と写真を撮れるのが良いですよね(*^-^*)
ドリンクサービス
新郎がビールサーバーを担いで、ゲストたちにビールをサービスするという、インパクトのある演出。
他にも、ドリンクをワインや日本酒に変えることも可能です。
お酒が苦手なゲストが多い場合は、ドリンクの代わりに、新郎新婦がパンのおかわりをサーブするのもありですよ。
その他① 入場の仕方に一工夫
入場の仕方にこだわるのも良いですね。
定番は、披露宴のはじめに入場したところと、別の入り口から入場する演出。
これは、式場の構造に左右されますが、らせん階段から入場したり、お庭から入場したり。
はじめに新郎だけ入場して、別の入り口まで新婦を迎えに行く・・・なんていうのもロマンティックで素敵ですね♪
少し変わった演出ですと、扉が開いたところで、新郎新婦が巨大クラッカーを鳴らしたり、二人でダンスをしたり。
ゲストの前で二人でダンスなんて、照れちゃいそうですが、すごく素敵。
映画やミュージカルの主役みたいで憧れます(*^-^*)
本格的なダンスは難易度が高くても、少しだけくるりと回っておじぎするくらいなら、ダンス経験者でなくても練習すればできるかも!?
(実際にする場合は、ドレスとウェディングシューズを履いた状態で練習しましょうね~)
私が出席した披露宴では、ご当地キャラ(ゆるキャラ)の着ぐるみと一緒に入場というのもありましたよ!
ゆるキャラちゃんが、新婦に自分のぬいぐるみをプレゼントしていて、かわいかったです(*^-^*)
地元愛が感じられるところも良いなぁ~と思いました♪
その他② 高砂横での演出
こちらは、再入場後にテーブルを周り終えてからの演出になります。
高砂の横で、大きなメモリアルキャンドルに二人で火を灯す昔ながらの定番演出や、細長い器に液体を注ぐと蛍光色に光る演出、シャンパンタワーにシャンパンを注ぐ演出などがあります。
人気でおすすめの演出は??
色んな演出をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この中で最も人気がある演出は、「フォトラウンド」だそうですよ♪
テーブルラウンド中の演出と、「その他①②」でご紹介したような演出を組み合わせるのも人気です。
フォトラウンドは、カメラ以外に特別な道具は要りませんからローコスト。
しかも、ゲストともコミュニケーションを比較的取りやすいため、ゲストの満足度も高い演出になります。
人気があるのも納得ですね。
逆に言えば、フォトラウンドや、昔ながらのキャンドルサービス以外にすれば、ゲストに「おもしろいな」と思ってもらえる可能性が高いとも言えます。
とはいえ、私たちのおすすめはやっぱり「フォトラウンド」だったりします。
「え?結局一番人気の演出がおすすめなワケ?」
と、思いますか?
思いますよね(笑)
でも、ちゃんと理由はありますし、単に集合写真を撮って周るだけのフォトラウンドでは月並みですが、工夫次第でより楽しく、ゲストの満足度もアップするフォトラウンドが出来ますよo(^-^)o
どうしてフォトラウンドがおすすめなの?
さて、私たちの場合、演出はお金をかけて派手にする必要はないと考えていました。
そういった演出は確かに楽しいでしょうが、どちらかと言えば、「新郎新婦を見て!」という、自己満足的な感じのものが多く、お金をかけたからと言って、お料理や引き出物ほど、ゲストの満足度が上がるとは思えなかったからです。
それならば、わざわざ他の項目から演出に予算を回す必要はありません。
私たちのテーマの一つは「おもてなし」。
再入場の演出に関しても、「どうすればゲストの満足度を高めるのか?」という事を一番に考えました。
色んな答えがあるでしょうが、私たちの答えは、「ゲスト参加型の演出」かつ「新郎新婦と触れ合える」演出です。
個人的な意見になりますが、ゲスト目線で見た場合、新郎新婦がキャンドルに火を灯すのを見ても、一応写真は撮るかも知れませんが、楽しいかと言われたら、別に楽しくはないなって思います。
お金を使って、プロの芸人さんやマジシャンのパフォーマンスを見られたら、きっと盛り上がるし楽しい。でも、肝心の新郎新婦とは、あんまり言葉を交わせられないかも知れません。
それらを考慮すると、一番人気で定番ではありますが、「フォトラウンド」ってやっぱりベストだなって思ったんです。
実際に体験した時の事を思い返しても、高砂だけでなく、テーブルでの集合写真があるのは後から見返しても楽しいですしね(*^-^*)
フォトラウンドをもっと楽しく!
集合写真を撮るときのポーズって、たまにピースしたり、結婚式だと手でハートを作るのがせいぜいってことありませんか?
それが、ピース以外のおそろいのポーズをみんなでとるだけで、脱・マンネリになりますよ♪
そこでおすすめなのが、あらかじめテーブルの数だけ事前にポーズを考えておいて、各テーブルでポーズの書かれたくじを引いてもらう方法です。
ポーズはどんなものでも構いません。
ちょっとした、単純なポーズでも、みんなでやるだけでとっても楽しい雰囲気になりますから、ぜひぜひ試してください(*^o^*)
具体的にはどうやったの?
ちなみに私たちが用意したポーズは、全部で11種類!
アルファベットとポーズ名を書いた小さな紙を、箱に入れて用意し、それを持って各テーブルを回りました。
どんなポーズにしたかというと・・・
A.ハートのポーズ
B.めがね&蝶ネクタイプロップス
C.オッケーポーズ
D.ナマステポーズ
E.モデルポーズ
F.くちびるプロップス
G.虫歯ポーズ
H.セクシーポーズ
I.ばんざいのポーズ
J.にゃんにゃんポーズ
K.ウィッシュポーズ
大体、どんなポーズか想像つくかな?
プロップスというのはフォト・プロップスの事ですね。
棒の先に厚紙などで作った帽子やめがねをくっつけた、写真を撮る際に使う小道具です。
私たちは、二人で力を合わせて、全部で50個以上のフォト・プロップスを手作りしました。
その一部をフォトラウンドにも活用したという訳です。
フォト・プロップスは、挙式前の受付前や披露宴会場の前に置いておくと、みんな自由に使ってくれていました。
高砂にも置いておいたので、高砂に来てくれたみんなとも、楽しい写真が撮れて、とっても良かったですよ(*^-^*)
当日は、司会者の方に私たちと一緒にテーブルを回りながら、クジを引いてくれたゲストにマイクを向けてもらって、ポーズ名を発表してもらいました。
そのあと、司会者の方から改めて、どんなポーズか説明してもらうのですが、さすがに見本がないと判りにくいので、私たちは
①事前に二人でお手本のポーズをとって写真撮影
②パワーポイントで①で撮った写真を取り込む他、ポーズ名とポーズの説明を書いて編集
③PDFにした②のデータをキンコーズに持ち込んでA3の厚紙(表面がつるつるとした、写真がきれいに印刷できる紙を選びました)に印刷
こうして作った見本のパネルを持ち込みました。
ポーズの説明は、ちょっとユニークに。
例えばBの「めがね&蝶ネクタイプロップス」の場合
「おしゃれめがねと蝶ネクタイでドレスアップ!
セレブ気分でポーズを決めてね」
Dの「ナマステポーズ」だと
「ナマステ」は、インドで使われているヒンディー語のあいさつです
朝・昼・晩いつでもこれひとつでOK !
ではご一緒に 「ナマステ~!」
と言った調子です。
司会者の方からの説明は、この通りでなくても良いですが、ベースは同じ感じで言ってもらうようにしました。
パネルを作るのは少し手間がかかりますし、費用も数千円くらいはかかりますので、面倒な場合は、その場で自分達がお手本になってやっても問題ないかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
くじでポーズを決める方法はゲーム性があって、ゲストも楽しめますし、後に残った写真も、より楽しい雰囲気のものになるので、とってもおすすめですよ♪
また、私たちがフォトラウンドでも活用したフォトプロップスは、100均で手に入る材料で作れます。
詳しい作り方は、色々なところで紹介されているので割愛しますが、ペーパーストローに紙で作った素材をグルーガンやテープでくっつけます。
フリー素材も、Webで検索すると、かわいくておしゃれなデザインのものが色々と出て来ますよ。
ちなみに、「フォトプロップスを50個以上作った」と言われると「大変そう~」って思うかも知れませんが、私たちはかなり早い段階、式場を決める前からコツコツ作っていたので、そのせいで直前に慌てたり、疲れるという事もありませんでした。
ドレスやブーケなど、式場が決まっていないと決められないものもありますが、DIY系は、基本的にいつ始めても問題ありません。
式が近づくにつれて忙しくなりますから、早めにできる事はなるべく前倒しでやっておくのがおすすめですo(^-^)o
是非参考にして、楽しい披露宴にしてくださいね♪