結婚式のお料理
結婚式の披露宴で欠かせないのが美味しいお料理ですよね!
今回は、その大事なお料理についてお話したいと思います。
どんな風に決めるの?予算は?
結婚式では、お料理はコースが基本です。
いくつかのコースが用意されており、好きなコースを選びます。
その他、一品毎にプリフィックス・スタイルで自由にメニューを組み合わせ、オリジナルのコースを作れるところも多いです。
特に、レストランウェディングだと「料理が売り」ですので、ホテルや専門式場に比べてこだわりが強く、こちらからの要望に対応してくれる幅も広いようです。
ところで、結婚式での料理の平均は、ドリンクと合わせて1万5千円程度と言われていますが、これは、地域差もかなりあるのではないかと思いました。
結婚式全体の費用もそうなのですが、やはり都心部は高くなります。
ブライダルフェアの試食であった本当の話
私は東京・表参道と横浜・みなとみらいエリアで式場を探していましたが、この辺りは首都圏でも予算が高め。。
納得できるランクのお料理は、大体1万6千円以上くらいだったので、ドリンク(飲み放題)を仮に3千円とすると、併せて1万9千円くらいで見積もりを取っていました。
「これで十分だろう」と思っていたのですが、とある式場のブライダルフェアに参加した後、そちらの式場を口コミサイトでチェックしたところ、「1万8千のお料理にする予定が、実際の料理を試食したら、思ったよりも淋しい内容だったので2万円のものに変更しました」という投稿を目にしてびっくりしたことがあります。
「え?1万8千円もする料理が淋しいとかあるの??」って。
でも、ちょっと怪しいな・・・とは思っていたんですよ。
それというのも、試食でお肉が美味しかったのですが、後でプランナーの方に、「これはおいくらのコースに入ってるお肉なんですか?」と聞いたところ、少し言いにくそうに「2万円のコース(←一番高いコース)です。でも、1万6千円のコースに入ってるお肉もすごく美味しいんですよ!」って言われたんです。
もし、本当に美味しいお肉なら、高いコースにしか入っていないお肉ではなく、せめてボリュームゾーンのお肉を出すはずだと思いませんか?
一番高いお肉を試食に出してお料理のおいしさをアピールするって、ちょっとずるいですよね?
それに、そんなことするのって実は、料理に自信がないんじゃないかな?と思いましたし、あまり良心的な態度ではないと思ったので、式場自体、特にチャペルは本当に素晴らしかったのですが、却下となりました。
また、逆のパターンもありました。
私たちはお料理に拘りたかったので、レストランウェディングのブライダルフェアにも参加したのですが、そこのお料理は本当に、ダントツで美味しかったんです!
シェフもまじめで情熱を持った素敵な方でした。
そこで出てきたお肉が、ものすごく美味しくて、それ以降、ブライダルフェアで試食しても、心から美味しいと思えないくらいでした。
けれど、やはり「一番高いコースに入っているお肉を入れてるのだろうな」と思って聞いたところ、そうではなかったのでびっくりしました。
試食に出てきたのは1万5千円台のコースに入っているものだったのです。
素晴らしいと思いませんか?
設備面で不安な点があったため最終的にはここで挙げませんでしたが、お料理を第一に考えるならアリだなと思いました。
はじめは、「結婚式の料理は高いのだからどこも美味しくて当たり前」と思っていましたが、美味しさも、価格設定も、ずいぶん違いますよ。
豪華で美味しいお料理はお高いですが、お料理はゲストが一番楽しみにしているものの一つ。
私も経験があるのですが、ここをケチられると、正直残念な気持ちになってしまいます。
特にメイン料理は、ランクが低いコースだと国産牛ではなくオージービーフになったり、豚・羊・鴨になるなど、あからさまに差が出るんです。
節約したい場合は、メイン料理のグレードだけをアップするのがおすすめですよ。
全ての式場で対応できるかは判りませんので、希望する場合は、対応可能か式場に確認してみてくださいね。
私たちが選んだお料理
ちなみに、私たちは好きな料理を組み合わせるオリジナルメニューで、メインだけ一番豪華なものを選んで、あとはそこそこという内容にしましたが、最終的にお料理の単価が1万9千円オーバー(ドリンクは別)と、値上がりポイントとなりました。
ただ、料理以外の部分で節約しましたし、何人ものゲストから「料理が美味しかった」と言われて嬉しかったので、そのメニューを選んで良かったなと思いました!
同じように料理に拘りたい方は、はじめから1万8千円~2万円程度にしてもいいかも知れません。
それから、どこの式場も「料理には特に拘っています」と口を揃えて言うのですが、思い返してみると、シェフがあいさつに来てくれるところは、そうでないところに比べ、レベルが高かったと感じました。
実際に美味しかったですし、シェフが自ら出てきて、お料理に対するこだわりを語ってくださるのを見ると、
「流れ作業のように調理をこなしているのではない。本当にこだわっているからこそこんな風に出てこられるし、語ることができるのだろうな」
と思いました。
料理のおいしさを比べるのは難しい部分がありますが、参考にしてくださいね。
結婚式の料理について思う事
このブログでは、お得に結婚式を挙げある方法を色々とご紹介していますが、今回の料理に限っては、節約はほぼしませんでした。
理由は、「料理って、ゲストが楽しみにしているものだし、その気持ちに応えて十分なおもてなしをしたいな」って思ったからです。
料理の節約を検討している方の口コミを見た事があるのですが、
料理のランクを落としても、あまり気づかれないと思います
とか、
本当にお祝いしたいと思ってくれているゲストなら、 料理のランクが低くても気にしないはず!
などと書かれていました。
確かに、料理のランクが低くても、新郎新婦の門出をお祝いしたいという気持ちに変わりはないと思います。
けれど、これまで十数回程度ではありますが、私が参列してきた中で、お料理が残念だった結婚式は、滅多にないので記憶に残っているのも事実なのです。
例えば、前菜のランクが低くても気づかれない、もしくは気にならないかと思うのですが、メインのランクが低いというのは、非常に判りやすいため、参列経験が殆どないゲスト以外には節約したのがバレバレだという事は覚えておきましょう。
また、「お祝いする気持ちがあれば気にならないはず」という意見もありましたが、それはケースによるというか、お祝いする気持ちと料理が気になるかは別問題なのではないかと思います。
例えばですが、もしドレスなどの衣装はとっても豪華でお色直しもあり。
なのにお料理は物足りない・・・という結婚式であれば、自分たちにばかりお金をかけて、ゲストをもてなそうという心はあまりないのかな?と思われても仕方がないかも。と思ってしまいました(>_<)
できる範囲ですればいいことですが、頑張れるのであれば、お料理は奮発したいところです。
それに、結婚式の「おもてなし」は、特に金銭面が大変なものですが、それを自分が経験することで改めて、これまで結婚式に招待してくれた人たちの「おもてなしの心」に気づかされたりもしました。
そういったことも含めて、「ゲストにこれまでの感謝を伝える」というのも結婚式をする意義かなぁと思います。