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挙式のアイデア 中編

挙式のアイデア② 両親にもスポットを当てる

みなさんご存知の通り、挙式では家族や親族が最前列に並びます

逆に、披露宴では両親もホスト側という立場になるため、高砂から最も離れた末席に座る事になります。

 

そこで、披露宴はゲストに大いに楽しんでもらえるよう、ゲストの事を一番に考えるとして、その分挙式では新郎新婦だけではなく、今までお世話になった、大切な両親にスポットを当ててみてはいかがでしょうか。

 

ところで、スタンダードな結婚式(教会式)って? 

従来の、教会式の結婚式では、ご存知のかたも多いと思いますが、両親の出番は入場してすぐ、扉の前で新婦の母親がベール・ダウンし、その後新郎の待つ祭壇の前まで新婦父がエスコートするというのが最も一般的なスタイルになります。

 

もちろん、これらにも素敵な意味がありますよ♪

 

(ベール・ダウン)

ベールは魔除けになると考えられていたため、母親が花嫁を守りたいという気持ちから、最後の花嫁支度としてなされるのです。

 

その後、新郎によってベール・アップされるのは、これまで両親に守られていた花嫁。

これからは二人の間の障壁を取り払い、新郎が花嫁を守っていくという決意をあらわす儀式なのです。

 

(バージン・ロード)

 ベール・ダウン後、父親にエスコートされて歩くバージン・ロード。

これは、花嫁の人生を表しています。

扉が開く前。

つまり入場前は、生まれる前に、母の胎内にいたことを表します。

そして、入場の第一歩が誕生となります。

その後、ゆっくり、ゆっくりと進むウェディング・ステップの一歩が1年と言われています。

そして新郎の元に辿りついた所が現在。

すなわち結婚式の当日という訳です。

 

だからこそ、花嫁のこれまでの人生を振り返りながら、父に導かれて歩んで行くのがバージン・ロードなんですね。

 

ド定番の演出ですが、意味を知ると改めて、本当に素敵なセレモニーだなって感じますよね(*^-^*)

 

こんな風に、一つ一つに想いを馳せながら行うのはとても素敵な事ですが、それはあくまで当事者の胸の内に秘められたもの。

 

また、従来の演出でも両親にスポットが当たっているとはいえ、見る人によっては「型通りに行っているだけ」(実際私も、自分が結婚するとなるまで、全く意味を知りませんでした(-_-;))に見えてしまいますし、当事者が本当はどんな気持ちでいるのかは解らないものですよね。

私たちはそんな、傍目には解らない当事者(両親)の気持ちを少し「見える化するアイデアを挙式に持ち込みました!

 

両親に手紙を書いてもらう

私たちは、事前にお願いして、両親に自分への手紙を書いてもらったのです。

そして、教会へ入場した後に、それを司会の方に読み上げて頂くことにしました。

 

いうなれば、「結婚する子供(私たち)へ、両親から贈る言葉です。

例えば・・・

 

・これまでどんな風に、どんな想いで育ててきてくれたのか

・今回の結婚に関してどのように思っているのか

・これから結婚生活を営む上でのアドバイス、願い   など

 

結婚式って、ゲストに自分や結婚相手を紹介する場でもありますよね。

この手紙によって、私たち自身、親の想いというものを改めて聞くことが出来ましたし、自分たちが、どんな風に育てられたのかなど、私たちが育った家族の事をゲストに少し、知ってもらう事が出来たと思います。

 

尚、手紙を司会の方に読み上げて頂く際は、手紙をそのまま読むのではなく、内容は変えず、少しだけ聞き手が判りやすいように、推敲したものを読み上げて頂きました。

 

また、事前の打ち合わせで、司会者の方から

「両親のどちらかに実際に読んで頂いてはいかがですか?」

と言われたのですが、私の両親は人前で話をするなどというのは全く慣れておらず、精神的に負担をかけてしまうと思ったのと、挙式の厳かな雰囲気も大切にしたかったので、アットホームになりすぎないようにと思い、司会者の方に代読をお願いしました。

 

実際に、どんな風に行ったのか?

はじめにアイデアを出した段階では、30分という限られた挙式時間を有効に使うため、新郎と新婦、それぞれが入場するときに読んでもらおうと考えていました。

しかし、打ち合わせ時に、

「せっかくお手紙なので、ご新婦様のご両親も、新郎様のご両親からの手紙を聞けるよう、お二人が入場されてから読むようにしてはいかがですか」

と提案して頂き、変更することにしました。

新郎・新婦入場後、祭壇前まで進んだあと、そのまま祭壇に上がるのではなく、その場で振り返り、ゲスト達と向かい合う形で並び、そのタイミングで代読して頂いたのです。

 

確かに、ゲストだけでなく、両親も、相手のご両親がどんな気持ちでいるか、どんな風に育ててきたのかを知りたいと思うに違いありませんし、知って欲しいですものね。

 

また、入場時は写真を撮ってくれるゲストも多いため、手紙を読んでもらってもきちんと耳に入ってこない可能性があります。

 

私自身は、事前に夫の両親からの手紙を見ていたので内容を知っていましたが、それでも、結婚式当日に改めて、両親やゲストと向かい合いながら、お互いの両親の想いを聞くことが出来て相手の両親への感謝と、夫を改めて大切な存在だと感じる事が出来ました。

また、その想いを教会内の皆で共有できたことで、単なる「儀式」とか、写真映えするとか以上のものにできたんじゃないかなと思っています☆

 

まとめ

結婚式の手紙と言えば「花嫁から両親への手紙」ですから、今回のアイデアは全くの逆パターンですよね。

そこに違和感を覚える方もいるかも知れませんが、これは本当にやって良かったと思っているアイデアの一つです。

 

それというのも、ひと昔前の花嫁さんは、結婚式前日に両親の前で三つ指ついて

「お父さん、お母さん、今まで育てて頂きありがとうございました」

というような挨拶が普通に行われていたそうです。

きっと、その時にしみじみと「お前が小さかった頃は・・・」なんて語りだすご両親もいたに違いありません。

 

ところが、現代ではなかなかそんな風にする花嫁さんはいないようです。

私自身も、実家から離れて暮らしていたため、両親と顔を合わせるのは結婚式当日。

そうでなくとも、結婚式前日はマツエクやネイルなどのお手入れ、当日持って行くもののチェックなどで忙しく、とてもそんな余裕はありませんでした。

 

つまり、両親ときちんと向かい合う機会ってあまりないんですよね。

もちろん、「挙式で、わざわざみんなの前でそれをする必要ある?」という意見もあるでしょう。(こういう意見は、「花嫁の手紙」に対しても時折聞かれますね)

 

必要は必ずしもなく、自分たちだけでという昔ながらのスタイルもアリでしょうが、実際には忙しかったり、照れくさかったりしますから、なかなかしないのが現実ではないでしょうか。

今回のアイデアは、「手紙」という形にはなりますが、両親の気持ちと向かい合う事にもなりますし、お相手のご両親の気持ちを知ることもできたり、ゲストみんなで想いを共有できるのでおすすめですよ(*^-^*)