結婚式を迎える前に、撮影指示書を作ろう①
撮影指示書って本当に必要?
まずはじめに、「撮影指示書」とは、事前にカメラマンに撮って欲しいショットを伝えるための指示書になります。
そのままですね(笑)
そんなのは、プロに任せておけばいいんじゃないの?
任せておけば良いように撮ってくれるでしょ?
そう思いますか?
もちろん、指示書がなくても写真は撮ってもらえます。
実際、その場で少しリクエストしたとしても、指示書までは作っていないという新郎新婦さんも多いので、必ずしも必要というわけではありません。
撮影指示書の作成を勧めるワケ
たしかに、撮影指示書がなくても写真は撮ってもらえます。
しかし!印象的な写真や、楽しい写真、最近人気のポーズでの写真を残したいと思うなら、撮影指示書は作った方が絶対に良いです。
また、指示書を作る目的は、特徴的なポーズやアングルで撮ってもらうためだけではありません。
自分の中では『定番』だと思っていたのに、後から見ると撮ってもらえてなかった。
とか
プロなのだから素敵に撮ってくれると思っていたのに、インスタで見るような素敵な写真をイメージしてたのに違った。
という卒花さんが、実はたくさんいます。
なぜこんなことが起こるかというと、「定番」にも程度があるんですね。
例えば、チャペルの入場シーンやケーキ入刀なんかは、「定番」というよりは「鉄板」。
絶対に外せないショットです。
これらが撮られてないってことはまぁ、ないでしょう。
問題は鉄板以外の定番っぽい写真なんですよ!
もし、写真カメラマンを2人入れるという事でしたら、新郎新婦だけでなく、ゲストも含め、たくさんのショットを撮ってもらうことが出来るでしょう。
けれど、大抵の場合写真カメラマンは1人です。
タイトなスケジュールで動く新郎新婦を撮りながら、他も隈なく撮るのは無理があります。
けれど、結婚式って準備や打ち合わせで拘ったポイントが色々ありますよね。
自分たちだけでなく、そんなこだわりポイントも写真に残したいと思いませんか?
指示書でリクエストすべき写真ってどんなもの?
それでは、撮ってもらえなかった鉄板以外の定番っぽい写真というのはどんなものがあるのか、卒花さん達の口コミを元に紹介していきますね!
※もちろん、リクエストしなくても撮ってもらえることもあります。
①人物以外の写真
- 会場全体が判る写真
- ゲストのテーブルコーディネート
- 装花の写真
- ブーケー単体の写真
- ウェルカムグッズ など
結婚式では、新郎新婦をメインに撮りますので、それ以外に焦点を当てた写真は少なくなりがち。
拘って選んだり、DIYで作ったウェルカムグッズ、フローリストさんと打ち合わせを重ねて出来上がったブーケ。
そのすべてがある意味、自分たちの作品です。
スナップ写真に紛れてチラリと写るだけではなく、しっかりとプロのカメラで写真に収めて欲しいですよね!
私たちは、待合室のウェルカムグッズはもちろん、披露宴開場前に会場に入れてもらい、きれいな状態で会場やゲストのテーブルセッティング、装花などを撮ってもらいました。
これは、事前に式場にお願いしないと、まず撮れませんよ!
希望する場合は担当プランナーさんに相談してみましょう。
②バックショット
バックデザインが素敵なドレスってとっても多いですよね。
私も、ゲストとして参列した結婚式で、新婦の後ろ姿に見惚れた経験が何度もあります(*^-^*)
ところが、実際の写真では、前からのショットがどうしても多くなってしまうんですよ。
「 ウェディングドレスでは撮ったけど、カラードレスのバックショットは撮ってなかった」というのもあるあるです。
③ヘア・スタイル
ヘア・メイクは、事前にリハーサルもして、お気に入りのティアラやヘッドドレス、生花のヘアードなんかできれいに仕上げてもらったヘアスタイル。
こだわりが盛沢山なのに、遠目だと細かいところは判りにくいものです。
サイドや後ろからのアップで撮ってもらって、どんなに素敵なヘアスタイルだったか、記録に残しましょう!
④ゲストの写真
フォトラウンドや高砂でゲストとの写真を撮ってもらう事はできますが、それ以外に押さえたいのが、中座中に歓談している様子や、演出ムービーを見ているゲストの表情。
自分たちが席を外している間、どんな風にゲストが過ごしているのか、気になりますよね?
私たちはビデオカメラマンを入れていたので、そちらでリクエストしました。
④両親との家族写真
親族の集合写真や、両家の両親との写真はあるけれど、親子水入らずの家族写真がなかった!というケースもあります。
両親との写真は、後でプレゼントするときっと喜ばれますし、飾られることも多いショットです。
忘れずに撮ってもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
どれも定番っぽい写真ばかりですよね。
けれど、これらは鉄板といえるほどのショットではなく、実際に撮ってもらえなかったという声が挙がっていたもの。
結婚式当日はとっても忙しいので、いちいちその場でリクエストすることはできません。
もし、今回ご紹介したような写真が欲しいなら、撮影指示書を作る価値は十分にありますよ!
次回は、撮影指示書の作り方などをご紹介しますね。