騙されないで!ブライダルフェアの真実
実際の見積り相談ってどんな感じ?
ブライダルフェアに参加すると、二人のプロフィールや拘りたいポイント、ゲストの人数、予算などをアンケート形式で書かされます。
その後、チャペルと披露宴会場の見学をして、試食付きの場合は試食も行い、最後に、お色直しは何回するかなど、ざっくりとした内容の希望を聞かれ見積りを出してもらいます。
これら併せると、トータルで3時間半程度かかりますので結構疲れます。
ブライダルフェアへの参加は、同じエリアの式場を一日2件までがおすすめですよ。
私は最初に、土日でそれぞれ2件ずつ、2日間で計4件のブライダルフェアに行ったのですが、負担が大きいのでそれ以降は土日どちらかだけとかにしてました。
色々見て回ると参考にはなりますが、疲れると式場探しや結婚式をやること自体に前向きになれなくなるので、無理は禁物ですよ!
もし、デートのついでに参加したいのであれば、一日1件ならストレスなく過ごせます。
ところで、見積り相談の際、担当プランナーはどうにか当日の契約に持ち込もうと、色んな事を言ってきます。
今回は、私が実際のブライダルフェアでどんな事を言われたかと、それら営業トークに流されないために知っておくべき事を紹介したいと思います。
どんな営業トークが展開されるのかあらかじめ判っていれば、簡単に流されず、落ち着いて対応することができますので、是非参考にしてくださいね。
プランナーの常套句
いきなりですが、ブライダルフェアで担当してくれるプランナーさんの常套句を一気に紹介します。
早めに決められる方が多くて、大体挙式日の1年前くらい。中には2年前に日取りを決められる方もいらっしゃいます。準備にも時間がかかりますからね
希望されている時期はかなり予約が埋まってきていて、〇日と〇日の2日しかありません(1日しか空いてないと言われることも多いです)
日取りを押さえるためには内金(10万程度)をお支払い頂いています(キャンセルする場合は戻って来ないと契約書に書いてある)
今日契約されると、当日割引で30万プラス、ドレス20万円分をプレゼントします
これらは全て、私がブライダルフェアに参加した際、実際に言われたセリフです。
こんな風に言われたら、「早く決めなきゃ!」と焦ってしまいますよね?
でも、落ち着いてください。せかされて契約してしまうととても不利になってしまいますよ!
とはいえ、
「当日に決めないと希望する時期に結婚式を挙げられなかったり、当日特典がもらえなくて損をするんじゃないの?」
と思ってしまいますよね。
これから、そんな心配が不要である理由を説明したいと思います。
早く決めないと希望する時期がすべて埋まってしまう?
とある式場のブライダルフェアに参加した時の事です。
チャペルや披露宴会場の見学を終え、一通り話をした後、空き状況を調べてきてくれた担当プランナーの方がこう言いました。
お二人にぴったりなお日取りが空いていました!
けれど、その時期で空いているのはその1日だけなんです(>_<)
ここに限らず、どこの式場でも、どんどん良い日取りが決まってきているというアピールをしてきます。
でも、実はそれって、即決を促すためのウソなんですって。
アパレルとかでもよくありますよね?「こちら、最後の一点になります!」っていうセールストーク。アレと同じようなものです。
例えば、
「どうしても11月22日にこの会場で挙げたい」
など、ピンポイントで希望している日程があるのであれば、早めに押さえる必要がありますが、私たちのように、
「このくらいの時期で、仏滅以外の休日であればOK」
というざっくりとした希望であれば、希望する時期まで半年を切っていても、まず大丈夫です。
なぜなら、少子化問題に加え「なし婚」と呼ばれる、結婚しても結婚式をしないカップルが増えているので、人気の式場・人気の時期であっても式場内にある会場すべてが埋まっているケースは、基本的にないそうです。
「1日1組限定」の式場でさえ、すべて埋まっていることは稀と聞きますので、大きな式場で、いくつも会場があるような式場はまず大丈夫です。
何より、ブライダルフェアに行くと、半年以内の挙式を希望する場合、大幅に割引しますと謳っている式場がとても多いんです。
もし、プランナーの言う通り、そんなにすぐに埋まってしまう大人気な式場であったなら、そんな割引を設定して安売りなどしませんよね。
たくさん空きがあるから必死で契約を取ろうとしていると考える方が自然だと思いませんか?
早く決めないと準備が間に合わなくなる?
早く式場を決めてしまえば、余裕をもってじっくりと打ち合わせをしてもらえると思いますよね?
でもそれって、実は大きな勘違い。
たとえ1年前に式場を決めたとしても、具体的な打ち合わせが始まるのは大体3~4か月前。回数は3~4回程度が多いようです。
逆に言えば、3~4か月前までに式場を決めれば、早くに決めたカップルと同じだけ打ち合わせに時間をかけられるんです。
もし、スケジュールが厳しい場合は、2回分を1度に打ち合わせしてもらうこともできますし、打ち合わせで確認が漏れてたとかあれば、メールでどんどん質問・確認してもOK。
このように色々と方法はありますので、心配しなくても大丈夫です。
それに、結婚式場との打ち合わせ以外にも、式場決定前にできる準備はたくさんあるんですよ。できる事から先に手を付けておけば結婚式のイメージが固まってきますので、式場との打ち合わせもスムーズに進みます♪
当日特典がもらえないのは損?
何十万もの割引を提示されたら、「すごくお得!」とテンションが上がって飛びつきたくなりますよね。
でも待ってください。
そこで例えば30万円分割り引きますと言われたとしても、それは大した割引じゃありません。
前回の記事でも言いましたが、私たちが式場から引き出した割引額は150万円です!
実は、式場で用意されている割引の種類はたくさんあるんです。
「当日割引」は、たくさんある割引の中の一つでしかありません。
そのたった一つの割引に飛びついてしまったら、その他の多くの割引を逃してしまうことになります。
なぜなら、割引するのは契約に持ち込むための手段ですから、契約してしまったら割引などする必要はなくなるからです。
ここまで読んで解ってきたかも知れませんが、ブライダルフェアというのはただの見学会ではありません。メインは商談です。
ブライダルフェアで案内してくれるプランナーさんは、「結婚式の相談に乗ってくれる人」である一方で、「式場の営業スタッフ」という側面があるのです。
ですから、素敵な会場の雰囲気に呑まれ、簡単に営業トークに流されてはいけません。
「300万もの大きな買い物をしに来たのだ」という意識をもって臨むべきです。
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